2018-10-14 (Sun)
ワタの収穫に続いてワタ打ち→ワタ弓でのワタ打ち→篠作り
参加者数は11組28名。
皆さんそれぞれが、栽培して収穫した和綿(わわた)のコットンボール(その一部、上の写真右)を持参して、次のステップに挑戦しました。機械を使わない古くからの手法でワタの糸を紡ぐ体験を楽しく行うことができました。
ひょうご環境体験館の敷地で栽培したコットンボールも、自然観察実験塾の会員も自宅の畑で栽培・収穫したものを使用しました。
2018-10-17
はじめに
本プログラムは手芸・工芸ではなく、身近な自然や生活から学び考えようという「理科教室」であるため、収穫したコットンボールを使って早く糸紡ぎをしたい気持ちを少し抑えて、ワタの実はどのようにしてできるのか?とかワタにつく害虫「ワタノメイガ」の葉っぱの巻き方、などについての話がありました。
綿繰り→綿打ち→篠作り
綿繰り:コットンボールは萼(がく)付きの綿の実のことで、コットンブランチはコットンボールがくっついた枝のことである。コットンボールから萼を取り除いたものが実綿(みわた)であり、その中には6〜8個の種が入っている。糸を紡ぐのに使う綿毛を採るためには、種を取り除く綿繰り(わたくり)と呼ばれる作業が必要で、かなり大変な作業であるが、その体験をするため先ずは手作業で行った後、綿繰り機を使って綿毛と種を分離する。
綿打ちと篠作り:集められた綿は、その後綿打ち弓を使って、ゴミを取り除きつつ、ふわふわ感のある細い糸が見える状態にまでした後、繊維の方向を揃えてまとめた篠(しの)と呼ばれる綿の束を作る。
説明を聴きながら、綿繰りと綿打ちをする受講生
綿繰り作業 手作業(左) 綿繰り機(右)
綿打ち作業
Page Top にカエル