生きる力ってすごい

概要

 「チョウは春になって暖かくなると出てくる」と単純に思っていませんか?モンシロチョウやキチョウの仲間は冬でも早春でも、暖かい日にはふわりふわりと飛んでいるのを見たことがあるでしょう。もうすぐ春だな〜と思わせてくれる一瞬です。それは、モンシロチョウやキチョウの仲間は、成虫で越冬するからなんです。暖かい日にはついつい浮かれてしまうのでしょう。幼虫やサナギで越冬するモンシロチョウもいますが、暖かいとサナギからすぐに羽化してしまうようです。

 昆虫の成長を卵から成虫になるまでとしか見るのではなくて、一年を通じてどのように親から子へと世代交代しているのかを理解しようする場合は、モンシロチョウやキチョウの仲間は教材として少し不適格なところがあります。そこで、冬の間はきちんとサナギで越冬して春になったら羽化するアゲハの仲間を教材として使用する例をお知らせしたいと思います。アゲハは大きな上に大変きれいなチョウですので、羽化後しばらくの間手に乗せてじっくり観察するのにも最適です。


背景

 文部科学省の学習指導要領に沿いながら、各小学校の特色を生かした理科や生活などの学習方針を支援する活動として位置付けています。先生方に代わり、観察の材料を提供し、アゲハチョウ類の美しさだけでなく、昆虫の成長と越冬から覚め春から初夏がやってきたとわかる仕組みについて考えさせます。観察材料だけでなく、授業の提供も行います

自然とともに生きる生物の環境への適応に重要な遺伝子について考える

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葛飾区立柴原小学校にプレゼントした3匹のナミアゲハのサナギ

越冬サナギのプレセントとその結果報告

越冬中のアゲハのサナギを飼育、羽化を観察

 2017年10月28日から30日の間に蛹化したナミアゲハのサナギ。採集地:柏市


左下;

 校長室の前の壁に展示された様子。説明のポスターや注意事項も貼ってあります。

 カレンダー、ルーペ、観察ノートなども置かれていて、観察した記録が書かれているのでしょう。どんな内容が書かれているのか拝見するのが楽しみです。


右下:

 2018年4月6日最初のナミアゲハが羽化しました。その後4月12日に、残りの2匹も羽化したとのことです。

 子供達が放蝶しました。

相生市立那波小学校にプレゼントしたクロアゲハとナミアゲハのサナギ



 2017年10月28日から30日の間に蛹化したクロアゲハ(左)とナミアゲハのサナギ。

採集地:相生市


 5月9日に羽化したようですが、クロアゲハかナミアゲハか不明です。





 同時期に採集した自宅のナミアゲハは4月13日、4月22日、4月25日に羽化しました。


 クロアゲハの羽化は


ひょうご環境体験館にプレゼントしたクロアゲハのサナギ

 2017年10月28日から30日の間に蛹化したクロアゲハ。

採集地:相生市


2018年4月27日に2匹ともに羽化したとお知らせがありました。


Facebookにも報告されています。



サナギが冬の間サナギのままで過ごし、春になって羽化する様子を観察した際に考えて欲しい内容。

クロアゲハを例にしたものを示しています(各ページのダウンロードができます)

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2018年4月27日に羽化

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アゲハチョウの

   成長と越冬

柴原小学校でアゲハ1号羽化4月6日

柴原小学校アゲハ展示

クロアゲハの越冬説明