Iden-RIKA2016

夏休みの理科教室へのご案内

 

短期間でできる遺伝学実験

中学校3年生の理科で学習する遺伝学。メンデルの遺伝法則は大学でも理解するのが難しい古典遺伝学となっています。指導の難しさ、減数分裂の理解が不可欠な中でどう教えるかについて、現場の声を聞き、話し合いをすることと、短期でできる遺伝実験の紹介を目的としています。詳細は右上の図、あるいはここからダウンロードしてください。

ー1週間でできるメンデル遺伝の実習ー


約10年前、文部科学省学習指導要領が変更され、高校で学習していた生物の遺伝学の一部を中学で学習するようになりました。21世紀には医学をはじめとするあらゆる生命科学分野がさらに急速に発展し、国際競争もより激しくなってきます。このような状況下で、あらゆる生物関連分野の基礎となる遺伝学の初等教育は今まで以上に重要になります。日本生物教育学会でも中学校での遺伝学「メンデルの遺伝法則」の指導をどう行うかが問題になっていることを知り、この機会に、中学校の先生方や保護者の方々と遺伝の実験実習の方法や遺伝学全般にわたる問題点などについて話し合いの機会を持ちたいと思いました。大学の医学部や農学部などで担当してきた際に経験した、遺伝を教えることの難しさから、この機会を設けていただきました。遺伝の確認には数世代を経る必要がある遺伝学の実験を、1週間や数週間でできる方法などの紹介から始め、遺伝学そのものや教育に関連する問題について話し合いを持ちたいと思っています。
是非、先生方や保護者の方々の参加をお待ちしています。


実習材料としては、右の写真のように、ミヤコグサ(上)、アサガオ(中)、ショウジョウバエ(下)などを用いた例をお話しします。



場所:ひょうご環境体験館

   (参加申し込み、施設案内、アクセスなどについてはこちらから)

日時:2016年8月11日(木・山の日) 13:30~15:30

講師:松田宗男(杏林大学医学部)、 山本雅敏(国立遺伝学研究所)

対象:中学校理科担当教諭、保護者


参加費:無料

持ち物:中学校理科のシラバス

定 員:20名

その他:

問合せ先:office at sel.or.jp

中学校で習う遺伝学

開催日:

2016年8月11日(木)