越冬していたアゲハのサナギから羽化の報告
2022/05/12
昨年の11月頃に越冬したアゲハのサナギを、小学校に寄贈したその後の様子です。
上郡町立山野里小学校では学年通信に羽化の様子を載せていただきました。
相生市立若狭野小学校や矢野小学校でも相生小学校でも、寄贈したサナギから羽化したとの報告がありました。でも、透明な箱の中でじっとしていると大丈夫かなと箱を開けたら外に出てしまった、と云うことで、手に乗せたり、手にとって間近に眺めることはできなかったようです。
各小学校には、2匹以上を寄贈しました。やはり終齢近くで採集した幼虫は、寄生蜂や寄生蠅に寄生されていたようで、お腹に大きな穴が開いていたとか、サナギは黒くなりケースの中に黒いものが落ちていたなどの報告がありました。羽化という現象だけでなく、寄生によるサナギの死についても学習する機会になったと思います。この寄生のことについて目を向けることが自然のあり方なのだという点は重要です。