理科教室「昆虫ってすごい!」シリーズ 第1回 2021-09-26 (Sun)
2021/09/26
第1回:昆虫の幼虫を飼育して、越冬させてみよう
昆虫が大好きな子供さんは大変多いです。特に理系の研究者や医者には“虫好き”の方、子供の頃は昆虫少年・少女でしたという方が多いようです。哺乳類や魚類を使用するより短時間で、生き物が、生きている!そういうことか!進化の糸口なんだ!といったことを実感するには、異なる種類が多い昆虫を対象に“不思議だな!”と感じることを見つけるのが目的です。それを、3回の講座の中で果たしてできるだろうか?
館長さんの挨拶から始まりました。手前のバケツの中には、幼虫が見つからない子供さんたちのために、アゲハ(クロアゲハ、ナミアゲハ、モンキアゲハなど)12匹と食草のカラスザンショウを準備しました。
説明が始まると、前の方に来たりして熱心に聞き入っていました。良いな〜、元気と好奇心が一杯で、と羨ましくなりますね。
成果としては、ザトウムシ(左)もあれば甲虫キマワリの幼虫(右)もあるなど、さまざまでした。ひょうご環境体験館で栽培していたウマノスズクサはジャコウアゲハ の幼虫に食べ尽くされていて、ジャコウアゲハ の幼虫が見つからなかったのは残念でした。
子供さんたちの目は輝いていました。
参加者の方々が持ち帰った12匹のアゲハの幼虫が、無事に飼育できなかった時のために、上のような蛹を準備していました。数人の方々は持ち帰り観察しているとのことですが、残りはひょうご環境体験館の方々が羽化等に関する記録を取ってくださる予定です。