カイコの羽化 喜びとお礼の声(3) 2021-11-19 (Fri)
2021/11/19
会員から、今まであまり虫に興味を持ったことはないけれど、桑を食べさせ、間近で食べている様子を見ていると、ちっちゃな幼虫が「可愛い〜〜」と・・・の声が。
繭(まゆ)を持ち帰り、自宅で羽化を観察していたがなかなか羽化してこないことが心配になってきて。
すると、11月17日(水)に”出た!”と連絡が!【出た!だって、感動したな⁉︎】
その後、18日、19日と連続ですべて羽化したとのこと。画像まで送信して下さいました。まとめてみたのが上の図です。①②③は羽化した順番で、①内の1、2、3は羽化した繭の順番です。ただし、2は繭を切り中にいた蛹を外に出した状態です。生きている蛹は動くので、生きているのがよくわかります。
カイコとしばらく同居した感想は、”生まれたことには感激、次はどう育てようかと悩みます。調べたら、水をとらず、1週間の寿命とか…はかない…” とのことでした。【生きるだけなら一ヶ月近く生きる個体もありますけどね】
環境にも大きく影響されるのかもしれません。
自然観察実験塾のパネル展示をした方からは、「観察した繭の数は7個(で羽化したのが4頭)でした(フリーマーケットの一日の■11と■12の画像)。その後数日まで何頭か生きていたようですが、活動報告展示でストレスがかかったのかすべて死んでしまいました」とのことでした。
「9月10日の孵化ですから、ちょうど60日になります。その間に繭を作って出てからも何も食べず子孫を残し、誰の手を煩わすこともなくその生涯を終えて行きました。改めて人のために仕立てられてきた昆虫なんだなと知らされました。」とコメントされていました。