遺伝研のツバキ

 
 

 ✿各「ツバキ」には、以前品種名あるいは樹木番号を記した樹木札がつけられていたようである。しかし、2012年の調査開始時にはその多くが失われていた。そのため、樹木の位置の確認と、圃場に保存されていた樹木リスト、樹木に残された樹木番号札、花の形態、を突き合わせWEB公開されている花の画像と比較することで、「ツバキ」の品種名を確認した。

 過去2年間花を付けなかったツバキ(花咲かず)もある。それらの確認に用いた情報とデータは別途まとめて公開する予定である。

 2014年11月に、ツバキのほとんどは地表30cmの幹を残して伐採された。サクラの保存のためかもしれないが、ツバキ遺伝資源の保存にとっては、今後の経過を見守るべきである。当分の間、これらのツバキの開花が期待できないかもしれないので、急ぎ画像を公開し、遺伝研のツバキの存在をお知らせする。

 各画像の下は、「 “樹木番号” “名前”( “ヨミガナ”)」を示している。品種名が不明、あるいは樹木番号との一致が確認できていないものは”【品種名:不明】”で示した。                       文責・撮影:山本雅敏

古来種が多いツバキ遺伝資源@国立遺伝学研究所